救急ER看護師ナナオの日々の事件や役立つ情報とかとか

救急ER看護師のナナオの日常で起こる事件や、役立つなぁと感じた情報を赤裸々にブログにしてます。激しくも悲しきユーモアある毎日を過ごしていきたいと切に願う今日この頃です。

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浪漫旅9 ~アメリカンゴレンジャーと暴走編~

どうも。救急ER看護師のナナオです。

今日は浪漫旅の続き。

↓↓前回のお話はこちらから↓↓

nanao1230.hatenablog.com

ナナオ、ニースにてアメリカ人5人組のアメリカンゴレンジャーと出会う。そして夜な夜なニースの街へ降り立ったのだった!そこで待ち受けていた事件とは…どうぞ。

 

とりあえず私+アメリカンゴレンジャーは、バスに揺られながら、丘の上のユースホステルから、ニースの街へと繰り出すのだった。

それはおもろすぎるくらいの徘徊ツアーだった。

1人で街を散策するのも楽しいが、

こうやって旅で知り合った旅仲間たちと街を徘徊するのも違う楽しみがある。

たまにお互いの言ってる言葉が通じ合わなくて、変な間と空気もできるが、

結局最後には笑ってその変な間と空気もどこかへ吹き飛んでしまう。

夜の街を共に歩き、夜の海を共に走り、夜のにニースを共に感じた。

深くは覚えてないが、とにかくレッドの

「さむらい!にんじゃ!すし!」

という言葉と、

ただただ皆で笑い転げていたことだけは今でも覚えている。

そして、楽しい時間はあっという間にすぎ、

気づけば夜中の2時…。

バスも電車もない…。

丘の上のユースホステル目指して歩くとなると、途方もなく時間がかかる…。

ど…どうする!?私達!!

 

と皆、唖然となるが、結局笑って不安は吹き飛ぶのだった。

とりあえず、どうすることもできないので、みんなでヒッチハイクを始めてみた。

と、ものの5分で、

キィィー、キキィィーーー!!

1台の真っ黒なレーシングタイプのプジョが停まる。

ゴレンジャーの中で一番頭脳派なグリーンが、運転手と交渉中。

「OK!」

「YHAAAAAAAAA!!」

ってな具合に車で丘の上まで送ってもらえることに成功。

なんて良い人なんだ、運転手よ。

そして私たちはプジョに乗り込むことに…って、

運転手×ゴレンジャー×私=7人…

こんな人数、車に乗れるかぁぁーーー!!

と思ってたらゴレンジャーのイエロー的存在のデブが強引に私たちを車に押し込む。

気づいたら私は一番小さいということもあり、運転席と助手席の間のなんちゃらボード?サイドブレーキ?の上にチョコンと乗らされていた。

おまけに助手席はイエローでデブだけに狭いのなんのって。

そして後部座席の4人は完全に窓から上半身はみ出して箱乗り状態。

運転手もなぜかノリノリ。

なんて大胆な…。

こいつら、すげー…。

ここが日本なら捕まってるぞ…。

と思いながらも私も気づけば

「ヤッホォォーーォォイ!!」

と声が枯れるまで叫び続けていた。

 

ユースホステル到着。

扉の鍵閉まっとるげな。

仕方ないから策を乗り越えて窓から入るげな。

それが管理人に見つかって、怒られるげな。

でも結局、最後は笑って終わったげな。

アメリカ人、そしてフランス…

なんて自由な国なんだ…


そしてその夜はゴレンジャー達とバイバイしてそれぞれの部屋に。

 

翌朝…

私は寝ぼけながらにして調理室に顔を出すと、

またもやゴレンジャー達が。

私「グッドモーニング!」

とつたないイントネーションで挨拶するが…昨日と様子がちょっと違う。

私「どうしたんだい?」

と聞いてみると、

ゴレンジャー「俺たち今日から別の国に行くんだ」

的なことをいつもの笑顔で告げられた。

が、そのハニカミ笑顔には少し悲しみが含まれていた気がする。

「オーケー!イッツグー!」

と私もハニカミ笑顔で応じた。

うん。

またサヨナラか。

でもこのニースの旅で出会えたことはきっと何年経っても忘れないから大丈夫だ!

彼等を見送る。

バスが見えなくなるまで見送る。

うーん。どうしよっかな。

とりあえずもう数日ニースにいようかな。

ここは良い街だ。


私は私のいくつかある脳細胞の内のひとつの扉を開け、そこに思い出を詰め込み、鍵をした。

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そして今日も私は1人で海へと出かける。

トップレスの美女たちを追い求めて…

 

 

To Be Continued・・・