どうも。救急ER看護師のナナオです。
今日はメモリアルロマン飛行の続き。
いよいよ紳士の国・ロンドンへ突入したナナオ。ひとりで勝手に紳士気取りで街中を歩く。歩く。歩く。そして毎度のことながら降りかかってくる事件たち…ロンドンもパリに劣らず怖いね。それではいざ、ロンドン編…どうぞ!
↓↓前回のお話はこちらから↓↓ nanao1230.hatenablog.com
~イギリス・ロンドン~
タワーブリッジ…国会議事堂…ケンジントン宮殿…バッキンガム宮殿…ロンドンバス…赤い電話ボックス…
アハ。アハハハ。なんか楽しい。
私は英国紳士気取りで街中を歩いた。
「とりあえずタバコ吸いてー」
と思ってタバコ屋さんに足を運ぶ。
「マルボロ・メンソール・ライトをひとつ(これを伝えるのに約3分経過)」
「はいよ。800円になります。」
「またまた、おばちゃん、ご冗談を。タバコが800円もするわけないじゃん(当時日本ではタバコ1箱300円ほどだった)。」
「はい、800円になります。」
「…(;・ω・)」
た…たかっ!
ど…どんだけーー!!
タ…タバコ800円て…
さすが紳士の国。
何もかもが高い。
てか…ロンドンぼったくりか!!!
しかしそれは現実で…ユースホステルにしても、ご飯にしても、とにかく高い。物価が高すぎる。
な…な…なんなんだこの街は一体!!
ロンドンに降り立って切に感じた。
ロンドンは物価が高い。高すぎる。どうしたものか。
とりあえず私は安く食事代を済ませる為にいつものマクドナルドへGO。
と、注文の前に…
すごくお腹痛くてピーピーちゃんになってきたので…
マックのトイレットへ駆け込む。(お食事中の人、すいませんね。)
ふぅぅー。
すっきり。
ドア、バタン。
と、ドアの前には女性行列がズラーっと並んでいた。
ん?なんだこれは…
「ギャャァァーーーァァアアア!!」
女の行列の叫び声…
扉をよく見てみると、
はぅあぁ(;゚ο゚)
赤い女性トイレのロゴマークが…
私はつい慌てすぎて女子トイレへと駆け込んでしまったのだった。
そして私はそのまま何事もなかったかのように一目散にマックを飛び出したのだった。
散々だ…
散々すぎるロンドン…
とりあえず何をやるにしてもお金がかかりすぎるこの街。
けっ。無駄に紳士ぶりやがって!ロンドンめ!
私はお金が無さすぎて…物価の高いロンドンでは、ただただ歩くことしかできなかった。
ど…どうしよ。
とりあえずロンドン・アイと呼ばれる巨大観覧車に乗り、ユラユラ揺られながら今後の動向を考えた。
うー。ひとまず宿が高すぎる…泊まれない…。
ってことで、私は宿にも泊まらず、その晩はロンドンの街をとにかく歩き続けることにした。
テクテク…テクテク…
お。なんだここは?
と、メイン通りの1本脇道に入ってみた。
お?おやぁ?
1本脇道に入っただけなのに…
そこは華やかで賑やかなメイン通りとはかけ離れたスラム街通りになっていた。
呑んだくれのオヤジ…
ドラッグ中毒の兄さん…
なんだか薄暗い迷宮…
そんなスラム街通りへと迷い込んでしまった。
恐る恐る私は道を歩く…と、
「ヘイ!」
ん?
「ヘイ!カモン!ボーイ!」
へ?
声掛けられたので振り向くと、
いきなり毛むくじゃらの大男が私に殴りかかろうとしてきた。
し…死んだ…
私がそう覚悟を決めた時っ!
なぜか横の脇道から違う細身の男がいきなりその大男にタックルを浴びせるっ!
そして私に向かって、
「GO!GO!」
と叫んできたので、
これは神のご加護だっ!…と信じて、
私はわけもわからずガムシャラにマッハでその場を逃げ去ったのだった。
???
意味わからんっ!
この街、意味わからんすぎるぞっ!
とにかく恐すぎたしお金もないし良いところまったくなかったので、私はロンドンで一番大きな歓楽街(東京で言う歌舞伎町みたいなところ)のベンチで、朝が来るのを待つことにした。
ポツ…
ポツ…ポツポツ…
あ、雨ふってきた。
なんか嫌な予感がする…むしろ嫌な予感しかしない…
その予感がまさか…的中するとは…
次回、さらなるロンドンの恐怖が私に襲いかかる。
今日は疲れたのでこのへんで。
さよなら。さよなら。さよなら。
To Be Continued・・・