救急ER看護師ナナオの日々の事件や役立つ情報とかとか

救急ER看護師のナナオの日常で起こる事件や、役立つなぁと感じた情報を赤裸々にブログにしてます。激しくも悲しきユーモアある毎日を過ごしていきたいと切に願う今日この頃です。

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セイント聖夜②

どうも。救急ER看護師のナナオです。

 

24日PM20:34

教会で寝てすっきりして目が覚めたので、これからどうしようかと2分ほど真剣に悩んでみた。

私は今東京にいる。

東京…

東京…

東京…

東京⇒東京バナナ⇒黄色⇒信号⇒赤⇒りんご⇒ごりら⇒ラッパ⇒パンツ⇒つんく⇒クララ⇒ラクリマクリスティー⇒イルミネーション…

そうだ!

せっかくだし、東京のクリスマスイルミネーションを見に行こう…

と、何を血迷ったのか。

私は一人でイルミネーションを見に行くことを決意したのだ。

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~恵比寿~

バカラを見に行った。

思い出の場所だ。

祐天寺に引っ越してきて毎年この時期、ここに来てる気がする。

てか、予想どおりだがカップル・オン・ザ・カップルだった。

しかし嫌な気持ちにはならない。

どちらかと言えば、幸せな気分だ。

カップル達の幸せな空気をありのまま貰えてる気がする。

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隣からはこんな幸せな声が聞こえてきた。

女「寒いね。」

男「うん。寒い。でもこの寒ささえも心地良いよね。」

女「うん。そうだね。」

くたばれ!

今直ぐくたばれ!

そんなに寒いなら今直ぐくたばって閻魔様に詫び入れて灼熱地獄に身を焦がしてこいやぁぁーー!!!

…なんてことは言わない。

教会で身を清めてきたせいか、短気で有名な私だが、そんな気分にはならなかった。

むしろマリア様のような心持ちで、私は道行くカップルたちに溢れんばかりの笑顔を振りまきながらイルミネーション通りを歩いていった。

「そうだ。せっかくだから何か人の為になることをしよう!」

と、思い立った私は、イルミネーションをバックに写真を撮りたそうなカップルに

「よかったら私が写真撮りますよ?」

と、自ら声を掛けてみた。

「え?ありがとうございます。じゃあお願いします。」

ふふふ。

なんて清々しい気分なんだ。

私は今まさしく人の為に生きている。

人という字は人と人が支えあうことで成り立っているのだ。

あぁ、人生ってキャラメルマキアートのように甘くて美しい。

と、私はイヴに一膳して陽気になっていた。

すると…

「すいません。僕らもいいですか?」

「すいません。私達も?」

と、立て続けに5組のカップル達を写真におさめるハメに…

写真屋かっ!私は写真屋さんかっ!!!

最終的にはオバサン6人組みに

「じゃあ私達もお願いね。」

と頼まれる始末。

だから私は写真屋さんかて!!!!!

まぁいい。

こんなふざけた街・恵比寿からはそそくさと退散だ。

次は六本木だ!ギロッポンだ!東京タワーだぁぁー!!!

と叫びながら、私は六本木へと向かうのだった。

 
~六本木~

「恵比寿での失敗は繰り返さない」

と心に誓った私は、サングラスをかけてイカツイお兄さんを演じて六本木の街を徘徊した。

だが…

結局…

ここでも同じような有様…

最終的には2組のカップルの写真を撮ってあげて、1組の田舎から出てきたのであろうカップルに道を教えてあげた。

サングラスしてるのに…

だから写真屋かて!!!!!

風俗案内所のお兄さんかて!!!!!

まぁいい。

そんなことを吹き飛ばすくらいに東京タワーがキレイだったからさ。

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なんと本日、東京タワーは緑に光っていた。

クリスマスバージョンでそうなっていたのだ。

それはとてもキレイで…

でも孤独な私にとってそれは、

甘くてほろ苦いダージリンティーのようなものだった。

ん?よく意味がわからんが…。

とりあえず、なんだか、東京タワーの下に行きたいな

…と思って、私は東京タワーの真下までノリと勢いで行ってしまった。

下から覗く東京タワーもそれはそれで美しかった。

あぁ、いつの日か東京タワーがバルコニーから見える家に住もう。

なんて思いながらそろそろ帰るか…と、バイクのエンジンをかける。

ブルルン…プス…

エンスト。

そこから1時間バイクを手押しして帰ったことは言うまでもない。

 

 

お話は続く☆★