救急ER看護師ナナオの日々の事件や役立つ情報とかとか

救急ER看護師のナナオの日常で起こる事件や、役立つなぁと感じた情報を赤裸々にブログにしてます。激しくも悲しきユーモアある毎日を過ごしていきたいと切に願う今日この頃です。

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浪漫旅6 ~出会いと別れ編~ 【付録】ミラノという街を徹底解説!

どうも。救急ER看護師のナナオです。

今日は浪漫旅の続き。

いよいよイタリア編!初ミラノ突入!今回はミラノという街についてもボチボチ綴っていこうと思います。ではどうぞ。

私は、スイス⇒イタリアへ。

まず国境を電車で越えられるという事に対して感動!

日本じゃ空飛ぶか海越えるかしないと外国に行けないもんな。

ひとまずその日の夜、大急ぎでイタリアのミラノへと飛び込んだ。

イタリアは物価も安いし、メシもうまいし、人が陽気だと聞いていたので楽しみで仕方なかった。

 

ミラノ駅着!

駅の大きさと滑稽な芸術さ加減にいきなりびびる私。

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ひとまずお腹がすいてたので、イタリアにて本場のピザを堪能しようと出店に足を運ぶ。

「ピザ、1枚頼むよ。」

「OK。4000リラだよ。」

と言われて、まだ円換算がうまくできなかった私は、

なぬっ!4000円!高いではないか!

もしや日本人だからと言ってコケにしとるのか、おぬし!

博多をバカにするのもいい加減にせい!

…と言いたかったがイタリア語もままならない私は円で換算してみてびっくり。

直径30センチほどのピザなのに4000リラ=200~300円くらいで買えた。

や…や…や…やすい!

そしてなかなかの味だ!

 

私はひとまず

「ボーノ、ユーアーイッツ、グー!」

と適当に言葉を並べて笑顔でその店員に一礼して去った。

とりあえず辺りも暗くなってきている。

急いで宿探しだ。

目をつけていたユースホステルへ。

あぁ…
あぁ…
あぁ…

ここも外人だらけだ。

受付にてイタリアーノのお姉さんに

「泊まりたいんですけど…」

的なニュアンスで話してみるが、全く通じず…

私が何を言おうが

「無理だよ」

の一点張りで宿泊拒否。

なぜだ!?

なぜだ!?

なぜだ私の英語&イタリア語&想いが通じない!?

と、途方に暮れていたところ、アメリカ人がやってきて、

「今日は満室みたいだぜ、ボーイ」

みたいなことを言われてようやく私も納得。

そかそか、満室か。

…ってオイ!!!どうする!?

くそ、いきなり海外1発目から野宿か…!?

イタリア野宿のHow To がわからない…

と、近くの喫茶店で私が途方に暮れていると、

日本人らしき女性が私に話しかけてきた。

女性「日本人ですか?」

??

おぉぉーーー!!!

天の恵だぁぁーーー!!!

私「はい。そうですよ。そちらは?」

そちらは…て。

何紳士ぶってんだ、私はっ!

…しかしながらすごく嬉しかった。

知らない土地で知らない言葉だらけで、こんなにも日本人と落ち合う事が嬉しい事だとは…。

 

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ではここでミラノについての私の知る限りの情報を伝えていこうと思う。これからミラノへ旅立つ人に少しでも役に立てれば、これ幸いである。是非ご覧あれ!

 

ミラノとは!?

ミラノとは、イタリアの北部で最大の都市にあたる。一度は誰でも聞いたことであろう街。昔から数多くのブランドを排出したのもこの街。ファッションの街と呼ばれているそうな。確かに私が行ったときも、なんだかお洒落BOYS&GIRLSばかりいたような。東京で言えば“青山”や“表参道”みたいなイメージがある。あくまで私のイメージだが…。

また、世界的にも有名な大聖堂をはじめ歴史的な遺産がたくさんある。さらにサッカーで有名なあのチームの拠点であったり…まさにイタリア最先端の土地なのだ!

ミラノで観光するのにおすすめは!?

ドゥオーモをみにいこう!

ミラノといえばドゥオーモ!まさに歴史的建築物!なんと500年の歳月をかけて完成したという…気が遠くなる話である。しかも1386年から造っていたらしい。なのに…とんでもない大きさのこのドゥオーモ。そして彫刻ひとつひとつが細かい。本当1日ずっと見てても私は飽きなかった。この大聖堂は、大きさで言うと世界で第二位の大きさらしい(体積と面積が…)。そして中身も見応え十分で、まばゆいばかりのステンドグラスに覆われていた。普段から大聖堂なんか興味ない人でも絶対に感動するので是非一度は観に行くことをおすすめする!

八角形の建物ガッレリアをみにいこう!

ガッレリアとは、なんとも変な形をした八角形+十字型のアーケードが特徴の美しい建造物である。

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ガッレリアはドゥオーモ広場からスカラ座へと繋がっており、床にはイタリアっぽい紋章模様が一面にびっしり描かれており、天井はこれまた透きとおるガラスがびっしりと張られているから本当に驚きである。上下左右ともに三次元で飽きを感じさせない造りになっており、私自身もここを通ったが「よくこんなもん造るよなぁ…」と開いた口がふさがらなかったのを覚えている。是非一度通ってみてはいかがなものか。

世界三大劇場のひとつスカラ座に足を運ぼう!

私はお芝居が好きなのである。それもあり、スカラ座は気になる名所のひとつでもあった。主にオペラが披露されているのだが、まさに、THE・オペラ!オペラをやるために造られた超広い劇場!…だった。

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日本にも帝国劇場をはじめ、新国立劇場、歌舞伎座、東京芸術劇場など有名な劇場は多々あるが、それとはまた別の…なんというか…物凄いスケールの劇場であった。オペラやお芝居、劇場にご興味のある方は一度は劇場入りすることをおすすめする。もちろん今でも世界最高クラスのショーが拝見できるぞ!

ミラノ中央駅では迷わないように!

正直に言おう。私はまず迷った。というか広すぎる。なんでもかんでも外国というやつは…大きくて広ければいいってものではないだろう!と声を大にして怒りたかったが、怒りという感情以上に感動のほうが勝ってしまう…そんな駅…いや、駅というよりは芸術的建造物である。

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また、フランク・ロイド・ライトという世界的に有名な建築家にも「世界で最も美しい駅」と賞賛されているほどの駅なのである。ミラノに行けば嫌でも通るだろうが、迷わないように注意して観光しよう!(笑)

最後の晩餐で有名なサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に行こう!

もうタイトルどおりである。あの有名すぎるほど有名な“最後の晩餐”は、この教会の敷地内の修道院にある食堂の壁画なのである。

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興味がある人は是非観に行ってほしい!が、しかし!教会のくせして、“最後の晩餐”が飾られている部屋は入室時間→15分間という規制があるのだ。15分間隔で観光者の入れ替えがあり、一度に25人までしか入ることができない。もう、がっかりである。しかし、逆を言えばそれほどまでに人気があるという証拠。並ぶのは必至だが、それでも価値あり。観に行く人は覚悟して観に行こう!

他にもまだまだ盛りだくさんで飽きさせない!

欲を言えばミラノという街だけで観光するところは十分にある。例えば、上が下より大きい?変な形をした、世界で最も醜い建築と謳われている“ヴェラスカ・タワー”や、ジョルジュ・アルマーニに絶賛されて一躍有名になったミラノ発のシャツブランド“バグッタ”、第4日曜日が異様に盛り上がる運河沿いのアンティーク市場“ナヴィリオ運河”、ジャズを楽しみたい人は世界的にも有名な“ブルーノート・ミラノ”にてヨーロッパの自由なジャズとワインとピザが楽しめる。また、サッカー好きにはたまらない“ACミラン”と“インテルナショナル・ミラノ”の二台巨頭強豪サッカーチームが君臨する“サン・シーロスタジアム”。他にも、“レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館”をはじめ、美術館、教会、図書館…もう止まらないほど見所満載である。あとはもう好みになってくるので、前もって情報を得て行きたい所には確実に行けるように計画を立てよう!

ミラノのまとめ!

見所が多すぎて、まとめられる量のミラノではないが… とにかく文化・エンターテイメント・流行が全てそろった街であることは間違いない。いろいろな角度から楽しめる街なのである。新旧を兼ね備えた街、ミラノ!これから旅立つ方はおもいっきり楽しんできてください!

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それでは話を戻そうではないか。

 

素敵な日本人女性とミラノで出会えて、私は時を忘れて無我夢中で日本語を喋り倒した。

おぉ。日本人。
ブラボー、日本人。
ビバ、日本人。
ウィーアージャポネーゼ!

日本語が通じるって素晴らしい!

 

どうやらその子はイタリアにきて3日目になるらしい。

イタリアはどうやら世界の放浪者からすれば人気の土地で、

どこのユースホステルも満室ばかり。

なかなか部屋が空くこともなく、入室困難らしい。


だが、しかし!

その子の滞在するユースホステルには、まだ空きがあるらしく…

さらにラッキーな事に彼女は英語もそこそこ喋れる子だった!

助かる。すごく助かる。

どうやら私は初日から野宿という最悪なシナリオを避けることができ、

次の日も、またその次の日も、その彼女とミラノを周る日々を過ごした。

 

ドゥオモ…教会…美術館…

名所と言われるところも良かったが、

街中を散歩したり散策したり、

安レストランで安パスタを食す時間のほうが私は楽しかった。

 

 「本当の贅沢って、お金かけて高い物買ったり美味しい物食べたりすることじゃなくて、こういうことを言うのかもね。」

 

記憶に残る彼女のひとことだった…

ここ数日は1分1秒が楽しすぎた。

しかし別れは突然くるもので…

彼女は明日から、南へ。

私は明日から、西へ。

フランス⇒スペインへ向かう事に。

楽しい時間だったぶん、別れは寂しくて。

旅とはそういうものの連続なのかもしれない…

そして

「またどこかで会おう」

という言葉を残し、私と彼女はそれぞれの道を歩む。

新しい出会いと別れを求めて…

 

しかし…

数日後にまさかの奇跡が訪れるとは。

ヨーロッパには粋な神様もいるもんだね。

 
まぁそれはまた別のお話。

 


To Be Continued・・・