どうも。救急ER看護師のナナオです。
「サンタクロースっていると思う?」
って訊かれたら、
「いるんだよ。みんなの心の中に。」
って言い続けてきたけど、未だ誰の心にも響いたことのないナナオです。
逆にいつもキモイと言われます。よろしく!
そんな事より皆さん知ってました?
12月24日は一年で一番男女が性の営みを催す日らしいのです。
統計学的に解説しますと…
世界中の男の出したそのアレは、25メートルプール×3つ以上の量だそうです。
と、クリスマス早々に下品でお下劣この上なしですいません。
だからキモイと言われるナナオです。よろしく!
まぁそんなことはどうでもいい。
24日イヴ…
なぜこの日に限って仕事が17時までしかないのだ!?
というのが今は問題なのだ!!
独り身の成人男性がクリスマス・イヴの17時以降に放っぽり出されても困るだけでしょーに!!
帰り、N君と2人きりに。
「N君、イヴだけどこれから何するの?」
と私が訊いてみると、
「自慰行為です。」
と、即答で応えるN君がいと愉快で頼もしい。
そんなことはどうでもいい。
もちろんヒマ。ヒマ。ヒマ。な独り身の私は、せっかく時間ができたということもあり、これからの時間をどうするべきか、真剣に2分ほど悩んでみた。
父のこと、
母のこと、
妹のこと、
妹の旦那や子供のこと、
友達のこと、
好きな人のこと、
道行く人のこと、
過去に出会ってきた全ての人のこと、
これから出会うであろう全ての人のこと、
そして自分自身のこと、
考えて考えて考えた挙句…
何を血迷ったのか、私は教会に行こうと決心したのだった。
教会に行くなんていつぶりだ?
色々諸々考えてたら、
この人生において冒してきた罪と罰を懺悔することも大切だなと。
教会に行くのも悪くないなと。
そんなことをふと思い立ったのだった。
うん。懺悔しよう。
私は懺悔するべき人間なのだ。
そして生まれ変わろう。
今までの真っ黒だった過去を真っ白にして、
これからは真っ正直に生きていくのだ。
…なんてかっこいいことを想いながらいざ教会へ。
教会は今日かい?…なんてギャグをカマシながら礼拝堂へと向かう。
一歩礼拝堂の中へ入ると…
そこには懐かしくて温かいその匂いがあった。
遠く奥に仕舞っておいたガキの頃の記憶が鮮明に蘇った。
聖書朗読…
聖歌斉唱…
神父様の説教…
うーん。日曜日に行きたくもない教会に無理矢理連れて行かされていたガキの頃を思い出す。
なつかしいなぁ…
なつかしい…
なつか…
な…
z
zzz
zzzzzz
10分が過ぎる頃には私はウトウトしていた。
聖書も…聖歌も…そして神父の説教でさえも…
私にとっては子守唄にしか聴こえてこない。
神父様がクリスマス用に用意していたのであろう子犬の話。
「子犬が段ボールに捨てられていたんです。そしてそれを…」
神父の説教、つまらない。眠い。眠すぎる。
夢をみた。
警察に銃をつきつけられ追いかけられる夢だ。
私は両手を挙げて降参のポーズ。
なのにその警察は銃を私の脇腹に押し当て
問答無用お構いなしに銃を撃ち放つ…
BAAAAAAANG!!!!!
銃声が鳴り響くと供に私は
「ぬぁぁぁーーーーん」
と奇妙な声をあげてバッサァァーーーと眠りから覚めた。
と思ったら、隣のおばさんが指でツンツン私を突ついて起こしてくれてたみたいだ。
ちょ…
超恥ずかしい。
てか、終わってる。
超終わってる。
改心して悔い改めようと教会に来たのに、
隣のおばさんにツンツン起こされるこの始末…
私自身、ガキの頃と何も変わってないやヽ(^o^)丿
とりあえず無事にミサも終わり、教会側が用意してくれていた豚汁だけチャッカリ頂き、そそくさと私は教会を跡にするのであった。
しかし…
恐怖のイヴがここから始まろうとは今の僕は知る由もなかった…
お話は続く☆★