救急ER看護師ナナオの日々の事件や役立つ情報とかとか

救急ER看護師のナナオの日常で起こる事件や、役立つなぁと感じた情報を赤裸々にブログにしてます。激しくも悲しきユーモアある毎日を過ごしていきたいと切に願う今日この頃です。

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浪漫旅1 ~思いつき編~ 【付録】大沢たかおについて

ここからしばらくは、私が若かりし頃に旅に出たメモリーを少しずつ綴っていこうと思う。そしてそれが少しでもこのブログを読んでくれた方に役に立てば、これ幸いである。

 

私が23歳の頃…
いろいろな理由はあったのだが、とにかくふと…
「世界に行こう!」
と決めた。

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理由は…

23年間、ずっと博多の街で生きてきて、

楽しい時も苦しい時も四六時中そばに仲間がいて、

日本を一周した時も仲間がいて、

ふとした瞬間に、

「私はひとりじゃ何もできない人間なのではないか?」

という疑問を抱いたからだ。

 

その頃、就職までまだひとしきり時間があったのも重なり、

ちょうど『深夜特急』という映画を観た影響もあると思う。

あの頃、私は大沢たかおに憧れていた。

『深夜特急』で主役をやっていた大沢たかおに惚れ惚れしていた。

かっこよすぎる。

私もいつかは大沢たかおみたいにあてのない旅に出たい!と、そう思ったのだ。

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ここで『深夜特急』について私なりに少し詳しく解説していこう。(Wikipediaより一部抜粋

深夜特急とは…

『深夜特急』は単行本や文庫で出版されており、作家は沢木耕太郎である。ジャンルは紀行小説にあてはまる。

簡潔に説明すると、主役の男がインドのデリーからイギリスのロンドンまで主にバスを使い、いろいろな人と出会い、いろいろな体験をし、いろいろな考えを張り巡らせながら一人旅で得たものを自分の人生へと反映させていくストーリーである。(超簡潔!!)

当時流行っていたバックパッカーにとってはバイブル的存在、聖書的扱い、一人旅には欠かせないモノとなった。あくまで一人旅体験記なので、地球の歩き方のような旅行ガイドとして使用できるものではないが、当時の交通事情や宿泊事情を周知できるモノでもあった。

ちなみに1987年に第五回日本冒険小説協会大賞ノンフィクション・評論部門大賞を受賞しており、1993年に『深夜特急 第三便』が第2回JTB紀行文学賞を受賞している。すごい。すごすぎる! 

そしてついに『深夜特急』はテレビドラマ化されたのだった。

テレビドラマ化された深夜特急!

もともとテレビドラマに関して言えば、名古屋テレビ開局35周年記念番組として企画されたもので、ドキュメンタリーとドラマを複合させるという試みで、1996年から1998年にかけてドラマ制作と放映が行われた。かなり壮大で今の時代では考えられないが、全3部作で構成される超巨編テレビドラマであった。主演は大沢たかお。主題歌は井上陽水の“積み荷のない船”である。

若き日の沢木耕太郎を大沢たかおが演じているが、ドキュメンタリーの要素を併せ持ったドラマとなっており、時代設定はドラマが撮影された1996年から1998年にかけてとなっているため、少し本の内容とは変わっている部分もある。しなしながら、私が大好きな大沢たかおの他にも、松嶋菜々子、渡辺哲、千葉郁世とビッグネームも出演しており、かなり見ごたえのある作品となっている。また3部作となっており、当時私はハラハラドキドキがおさまらなかった。

劇的紀行深夜特急'96〜熱風アジア編〜

第一作目は1996年12月8日に放送されており、日本民間放送連盟賞ドラマ部門最優秀賞を受賞している。インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合バスだけでいけるか友人と賭けをした主人公(大沢たかお)は、旅行代理店で香港に格安航空券が集まることを知り、まず香港へと飛び立つ。初めての海外に胸を躍らせ、香港の熱気に魅せられるが、長居しすぎたことに気づき、急いで香港からタイのバンコクへ。列車でマレー半島を南下してマレーシア、シンガポール、そして未知なるインドへと旅立つのだった。

劇的紀行深夜特急'97〜西へ!ユーラシア編〜

これが第二作目となる。1997年7月3日に放送されており、第35回ギャラクシー賞秀賞を受賞している。ネパール・カトマンズを発った主人公(大沢たかお)は、神秘のインドへ戻り、ガンジス川に身をゆだねる。さらに西走し、最初の目的地デリーにたどり着く。そこで日本人の中年男性と知り合い、共に旅を続けた。アフガニスタンの厳しさを目にし、乗合バスでパキスタンから砂漠を越えてイランへ。アルゲバム遺跡を目にした中年男性は突然帰国すると言い出す。彼から一冊の本を手渡されたが、そこに挟まれた200ドルに気づき…そして、主人公(大沢たかお)は様々な出会いを胸に刻み、アジアの果て、トルコを目指すことになる。

劇的紀行 深夜特急'98〜飛光よ!ヨーロッパ編〜

これがテレビドラマでは最終章となり、1998年1月6日に放送されている。トルコに入った主人公(大沢たかお)は、ボスポラス海峡をわたってアジアからヨーロッパに移る。ギリシャからアドリア海を渡り、イタリア、モナコ、フランス、スペインを地中海沿いに走る。ジブラルタルでアフリカ大陸を眺めると、旅の最終地ポルトガルのサン・ヴィセンテ岬を目指す。そしてゴールであるロンドンへ。しかし、郵便局で待ち受けていたのは…

とにかくストーリーが壮大すぎて胸のワクワクが止まらないノンストップ作品なのである。

 

まとめ

私はこのテレビドラマ3部作に魅入ってしまい、世界というものに興味を抱いてしまった。そして結果、世界に旅立つことになったのだが…また大沢たかおとは違うルートでまったく違う旅となった。旅に興味がある人も、ない人も…どちらにせよ楽しめる作品となっているので、もしお時間に余裕があるときに観てみるのもアリかと。私のおすすめの映画のひとつです。よかったらどうぞ!

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では話を戻そう。

私は大学生の頃、大沢たかおに憧れすぎて、アナザヘブンで大沢たかおがかけていたイエローのサングラスを真似て購入し、晴れの日も雨の日も風の日も嵐の日も、そして最終的には家の中でも肌身離さずイエローのサングラスをずっとかけるようになった。それほど大沢たかお狂の毎日を過ごしていた。

しかし…悲しいかな…ある日、イエローサングラスをかけてウキウキ気分で大学へ行ったら、
「ピーコやん。」
もしくは
「オスギやん。」
と言われて泣きじゃくった苦い思い出がある。

少々話が脱線したが、世界に羽ばたくにはお金がいる。
今の私の所持金は…0円

「…う、うん。よし、お金を貯めよう。お金を貯めるところから始めよう。」

ということで…何も考えずに直ぐにでも稼げそうな“引越し屋”のアルバイトをチョイスすることにした。

その選択が…私と世界とを結ぶ始まりだった。
そして1ヶ月半、毎日毎日死の淵の狭間で必死に白目剥きながら働くハメになるのだが…

それはまた、別のお話で語るとしようか。

 

To Be Continued・・・