どうも。救急ER看護師のナナオです。
喫煙所にて。
私は物悲しい真昼の冬の空を眺めながら一人タバコを吸ってる。
と…
一人の美女が喫煙所にきた。
その美女はライターを手に取り、
カチ…
カチ…
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…
全然火がつかない。
これは美女と仲良くなるチャンスだと思い、
すかさず私は、
「寒いし乾燥してますからね…。どうぞ私の火を使ってください。」
とライターを差し出す。
と、
「いや、大丈夫です。」
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…
と、断られた上に、つかないライターをいつまでもその美女はカチカチいわせ始めた。
私は立場がなくなったし、
それ以上、その美女のカチカチするサマを見たくなかったので、
半分も吸ってないタバコと、
どうしようもなく切ない想いを灰皿の奥のほうへと投げ捨てて走り去った。
てか、もう2020年も1ヶ月が終わろうとしているのですね。
てか、走り去った後に、エレベータ待ってると、
そのカチカチ美女も来てすごく気まずかった。
そんな冬のお昼だった。
お話は続く☆★