どうも。救急ER看護師のナナオです。
今日は浪漫旅の続き。
ナナオ、初の電車での国境越え!そこで待ち受けていた事件とは…どうぞ。
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
私は日本人女性と別れを告げてミラノを飛びだした。
それから数時間…
私は今フランスの南にあるニースという街を目指し、ひたすら電車に乗っている。
相も変わらず電車の中は外人だらけ。
まわりの景色も緑だらけ。
でもそんな状況に少しずつ慣れてきた。
ひとりでいても、それが心地よい。
音楽を聴いて、本を読んで、車窓を眺めて、そしてたまに眠る。
電車の揺れ加減が子守唄となり、そしていい感じに睡魔が襲ってきた。
うとうと
うとうと
う………その時、
「ΘЮ$£☆ЯΨё◎Ш・・・」
?
なんだ!?
駅員が私になんか言ってるぞ。
が…何しゃべっとるかまったくわからん。
?
「ΘЮ$£☆ЯΨё◎Ш!」
さらに駅員になんか言われる。
「ΘЮ$£☆ЯΨё◎Ш!!!」
?
へ?
すると、駅員が突然キレだす。
!!!
ええぇぇーーぇぇええ!?
私は意味もわからず、とりあえず駅で購入したニース行きのキップを出して駅員に見せる。
駅員はそれを見て、金を出せ的なことを言ってきた。多分…
え?
なんかやらかした!?
罰金?
私、キセルしてへんよ?
まさかこのまま牢獄行きか!!
まわりの乗客も張り詰める空気…
と、駅員がまたキレだす。
えぇぇーーぇぇえええ!!!
う…うぅ。
私はわけもわからず、言われるがままに日本円にして4000円くらいを財布から取り出して、超怒っている駅員に支払った。
…なんだったんだ、一体!?
と、向かいの席に乗っていたイタリアンボーイが、
「多分騙されたんだぜ、あんた。」
的なことを言ってた…と思う。予想だが。
そしてまわりの乗客もなごやかな空気に。
みんな笑って、
「どんまい」
的なことを言ってるっぽいが、
私にはまったく言葉がわからないし、
むしろ嘲け笑われてる気がして、
電車の中の全員が全員敵に見えて仕方なかった。
オー、シット!
オー、ジーザス!
超失望感
超疑心暗鬼
超ホームシック
そんなこんなで超浮かない気分で私はニース駅に降り立ったのだったのだが…
次回、ナナオ、騙された駅員に復讐を誓う。
と、そこに待ち受けていたマフィアのボス…
果たしてナナオの結末は一体…
乞うご期待(嘘)
To Be Continued・・・