どうも。救急ER看護師ナナオです。
いよいよ初海外!初スイス突入!今回はスイスの国事情も交えながらボチボチ綴っていこうと思います。ではどうぞ。
帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰…
私は地獄のフライトを終え、ワクワクドキドキを隠せないままいざスイスへ入国!したのだが…空港に降り立って早速2秒で日本に帰りたくなった。
想像すれば当たり前のことなんだけど…
まわりはみんな外国人。
みんな何しゃべってるかわからない。
まわりの店から看板まで…①~⑩まで英語、英語、英語。
空港のグランドホステスの人が笑顔で何かをしゃべっているが、それもまったくわからない。
わからないから笑顔で対応されると逆に恐い。
きっと
「ありがとうございました。」
的なこと言ってるんだろうが、
英語を理解できない私にとっては、まったくありがとう感が伝わらない。
言葉は話せない・聞けないことがこんなに恐怖だとは想像以上の事態だった。
私はスイス空港でどうしていいかわからずに、先ずトイレに駆け込んだ。
とにかく一人になりたかったのだ。
こういう場合はトイレに引きこもって一旦冷静になり、全部壊してゼロにるのが一番いいのだ。
とりあえずダッシュでトイレ(大)に駆け込み、ズボンも脱がずに便座に座る…
と…
チャポ。
なんと、便座も外人サイズでBIGに仕上がってるではないか!
私はお尻からすっぽり便座にハマってお尻の先端部分が水に浸かってしまうという、いきなりの大惨事に遭う。想定外の範囲ですよ、堀江社長っ!ト…トイレでさえも私を落ち着かせてはくれないのか!?まったく外国というやつは!!
私は挙動不審500%で濡れたお尻を手で抑えながら、つまさき立ちのガニ股歩きという、完全な不審者テイストでスイス空港を跡にしたのだった。
とりあえず目指すはインターラーケン。
インターラケーンでゴンドラ乗って山を登り、ぜいたくにアルプスを傍目にステーキを食べるのが本日の私の目標であった。
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と…その前に、スイスという国について少し語っておこうと思う。私は初海外、初降り立った地がスイスだったのだが、スイスをチョイスして本当に良かったと思う。それは後々ロマン飛行の中で語っていくとして…今日はスイスを旅する人のために、スイス事情的なことを書いてくのでご参考までにどうぞ!
スイスの基本知識!
まさにアルプスの少女ハイジの世界。湖、森林、アルプスの山岳地帯…以上のワードをググったらスイスという国がでてきます(笑)そんなスイスは中央ヨーロッパに位置しており、夏はハイキング、冬はスキーリゾートとおもいっきり自然を楽しめる国なのだ。またスイスのチョコレートと時計はあまりにも有名。私が行って感じたことは、日本(東京・大阪・福岡)のようにせかせかしていないな…ということだ。なんだか全体的にまったりしており、現地の人も笑いが多かった。とても素敵な国であることは間違いない!
スイスの物価はどのくらい?
私は正直驚いた。日本の物価は世界的にも高いほうだと思っていたのだが、いざスイスで買い物すると、日本より高くつくイメージだ。現にスイスの物価の高さは世界有数と言われている。何も調べずにスイスに行った私がバカだった(泣)ちなみにマクドナルドのビッグマックを例に挙げると、日本では320円。スイスでは672円。高っ!もちろん日本と同等の値段なモノもあれば、日本より安く買えるモノもある。そのへんはしっかり調べてうまく買い物していくことをおすすめする。
また宿泊だが、私は基本的にユースホステルに宿泊していた。日本円で言うと1000~2000円ほどで泊まっていた記憶があるが、それは数年前の話。今は30~80CHFほど(3000~9000円)なので、この数年でさらにスイスの物価は上がったと言えるだろう。
スイスの食事事情!
スイスでの食事は日本と比べて正直、高かった。しかし私は初海外ということもあり、まだ手元にお金もあったので、あまりそこは気にせずけっこう使った。それが後々響いてくるのだが…(汗)まぁそれはさておき、食事にかかる費用としては…
・ファーストフード→8~12CHF(1000円程度)
・ケバブやソーセージの屋台→7CHF(750円程度)
・レストラン→20~40CHF(3500円程度)
といったところか。安く済ませたいのであれば、スーパーマーケットなんかでパンとチーズとハムと野菜を買って自分でサンドイッチを作ることをおすすめする。大体5CHF(500円程度)でお腹を満たすことができる!
しかしながら何を隠そう、スイスは人口当たりのミシュランの星の数が世界一なのである!せっかくスイスに来たのだから、チョコレート、ステーキ、チーズフォンデュくらいは胃袋におさめておこう!
スイスの交通事情!
基本的に私は鉄道移動が多かったのだが、スイスでは他にもバス、市電、湖船と交通機関は充実している。また、スイスでは鉄道パス(レイルパス)の種類が豊富なので、実際にそれぞれのパスの特典を見分けて選ぼう!簡単に代表的なパスの種類を書いておくと…
スイストラベルパス
スイス国鉄が乗り放題!3日、4日、8日、15日(連続日数)が設定されており、価格は3日間で25800円(2等で1日8600円から)とちょっと高く感じるが、スイス内ではお得な値段であろう。また登山鉄道は50%オフで乗ることができる。さらに470以上の美術館や博物館の入場が無料になるのだ!
・長距離移動しながら旅することを考えている人
・美術館や博物館が大好きでたくさん見学したい人
・登山鉄道を活用する予定がない人
・自由気ままにスケジュールを立てずに旅を楽しみたい人
…にとってはお得なパスとなるだろう。
スイストラベルパス・フレックス
スイストラベルパスが連続する日程なのに対し、こちらのフレックスでは1ヶ月間の任意の3日、4日、8日、15日に使える。価格は3日間で29600円(2等で1日9900円から)と少しトラベルパスよりは割高になる。
・自由気ままに移動しない日も交えながら旅を楽しみたい人
…にとってはお得なパスとなるだろう。
スイスハーフフェアカード
大半の交通機関(スイス国鉄やバスなど)の料金が1ヶ月間半額になる。もちろん早割り切符に関しても期間中は半額になる。価格は約13300円。またユングフラウ鉄道を利用する場合、50%オフになる(トラベルパスの場合は25%オフ)。しかし、美術館や博物館の割引適用にはならないのがデメリット。状況に合わせて選択する価値ありのカードである。
・1週間~1ヶ月程度、スイスに滞在する人
・長距離移動を毎日予定していない人
・ユングフラウ鉄道を利用する人
・美術館や美術館に寄る予定のない人
・移動の日程を早めに決められる人(早割り切符が使えるため)
…にとってはお得なカードとなるだろう。
まとめ
ここまでスイスの物価や食事、交通事情をまとめてきたが、これからスイス旅行に行く人の役に立てたのなら、これ幸いである。私の感覚ではヨーロッパ内でも全体的に高いイメージがあるが、そのぶん満足度も高い国である。人も良いし食事も美味しい。旅行費に余裕がある人は是非足を運んでほしい国のひとつである。
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よし。ひととおりスイス事情を書いたところで話を戻そう。
私はインターラケーンを目指し、早速電車に乗ってみる。
白髪のヨボヨボおばあさんとの向かい席。
おばあさん、ジャムの瓶みたいなのを取り出して蓋を開ける。
蓋を開けようとしてる。が、力がなさすぎて開かない。
蓋を開けようとしてる。が、力がなさすぎて開かない。
蓋を開けようとしてる。が、力がなさすぎて…
なぁぁぁーーーぁぁあああ!!!
私は人が困ってるのを無視できない由緒正しき人間なのである。
どうしてこんな子供に育てた!親よっ!
英語はまったく話せないが、なんとか行き当たりバッタリのジェスチャーで、「蓋、あけましょうか?」的なニュアンスで身振り手振り伝えると、
そのおばあさんは、待ってましたと言わんばかりに「二カッ」と笑顔で私にジャムの瓶みたいなのを渡してきた。
はじめから頼めよ、おばあさん…。
私は引っ越しバイトで鍛えたボンレスハムのような腕を使って、ムギュムギュっと蓋を簡単にあけておばあちゃんに渡す。すると…
「シェイシェイ」
と言われた。
え?なんて?
シェイシェイって何語だっけ…
またもや私は挙動不審500%…
あ、中国ね。はいはい!って、おい!
わし、中国人じゃないぞ!
ジャパニーズ・サムライやぞ!
と、スイスの中心で檄を叫びたかったが、英語が話せない私はさらに挙動不審さが増して…とっさに出た言葉が、
「い、い、いっつグー!」
だった。
「It's Good!!」
こんな便利な言葉はない。
私はこの旅で何回この言葉を発しただろうか。
しかし、この言葉が後々やっかいで不幸な事件をもたらすとは、まだ誰も知る由もなかった。
まぁ、そんなこんなで私の旅は始まったのだった。
To Be Continued・・・