どうも。救急ER看護師のナナオです。
夜の23時22分…
レジには20人弱並んでる…
マジで半端ない!このコンビニ!!
会社帰りのサラリーマンやこれから遊びにでかけるギャル…
総勢20人弱が列を成して並んでいる。
買うの辞めようかと思ったが、どうしてもプリンと雪見大福が食べたくて仕方なかったので私もその列に並ぶこと8分。
あと2人…
ようやくゴールが見えてきた。
私の目の前にはギャル2人組。
レジの窓口は2つ。
後少し…後少し…後少し…
そしてギャル2人が各々のレジへと分かれて進む。
ギャル「これ、ひとつ。この味で。」
と指差したのは、レジ横に大っぴらに宣伝されているカフェオレ?タピオカ?フラッペ的なやつ。数種類の味があるみたいだが、その中のひとつを指差して頼んでいる。
店員、冷蔵庫まで小走り。
店員、レジに戻ってくる。
店員「すみません。今この味は切らしております。」
ギャル「えーーー!?じゃあ…この味で!」
違う味のやつを指差す。
店員、冷蔵庫まで再度小走り。
店員、レジに戻ってくる。
店員「すみません。今この味も切らしております。」
ギャル「はぁ!?じゃあ…この味でっ!!!」
また、別の違う味のやつを指差す。
店員、冷蔵庫まで小走り。
店員、レジに戻ってくる。
店員「すみません。今この味も切らしております。」
???
どういうことやねん!
店員!普通気付くだろ!1回目でっ!!どれを切らしてるかをっ!!!
しかも各々のレジでまったく同じ現象が起きていた。
まるでレジとレジの間に鏡が張られているかのようにギャル2人と店員2人が同じことを繰り返しているのである…
ギャル「ありえない…じゃあもういいです。」
ギャル2人組…諦めて帰る…。
うん、ギャルの気持ちもわかる。
てか…ここまでのやりとり、数分間…
私も、私の後ろに列を成してる人達も、堪忍袋の尾が切れそうだ。
ピリピリムードでようやく来た私の順番。
私、レジへと進む。
瞬間…
店員がいきなり「レジ休止」の看板をサクっと私の目の前に出す。
…
なぜ私の番になって、レジ休止…
とりあえず私はもう一方のレジへ。
と、ちょうど後ろの人もそのレジへ。
目と目が合う。
しかし、私はここで引けない。
意地。プライド。引けない。
「とりあえず私のほうが先に並んでいたのだから、先ず私に買わせなさいよっ!」
と心の中で叫びながら、大人気なく目力でその人を制してしまった。
その人はまた列に戻る。
もう後に引けない。
と、同時に…
なぜだかレジ前の“ぼんじり(塩)”が気になる私。
“ぼんじり(塩)”の誘惑。
空腹感を刺激する“ぼんじり(塩)”
めちゃめちゃ“ぼんじり(塩)”を食いたい!!!
「とりあえずこの雪見大福とプリンと…あと、ぼんじりの塩で。」
店員(外人)
「ワカリマシタ。」
とぼんじり(塩)をケースから取り出し用意し始める…
と、思いきや、袋が明らかにぼんじりのサイズと違う。
明らかに、なんか、チキンっぽいサイズの袋。
興奮状態にあった私も良くなかったのだが、
ぼんじり(塩)と、何を聞き間違えた!?店員っ!!
しかし、今更
「すみません。これ、ぼんじりじゃないですよね?」
という気力もなく…
むしろ一刻も早くこのローソンを出たい気持ちでいっぱいになり…
私はチキンっぽい何かを手にとり、コンビニを跡にする。
うん、やはりそれはチキンだった。
今チキンな気分じゃないのに。
ぼんじり(塩)の気分なのに。
なんだかなぁと思いながら、私はその晩、女王様にチキンを死ぬほど食わされる悪夢を見たことは言うまでもない。
あの時間帯にあのコンビニにはもう行けない…と心に誓う私だった。
お話は続く☆★