救急ER看護師ナナオの日々の事件や役立つ情報とかとか

救急ER看護師のナナオの日常で起こる事件や、役立つなぁと感じた情報を赤裸々にブログにしてます。激しくも悲しきユーモアある毎日を過ごしていきたいと切に願う今日この頃です。

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目黒の中心で哀を叫ぶ→私VS警官→目黒の中心で愛を叫ぶ

どうも。救急ER看護師のナナオです。

 

いきなりですが、

3日で2回、家の前にバイク停めてたら駐禁切らた。

 

目黒の中心で哀(あい)を叫びたい…

あぁ…所詮これが私の人生なのか。

お金ない時に限って駐禁取られるのが私の人生なのか。

それが私なのか…

それが私…

それが…


それがぁぁぁぁぁーーーーぁぁぁあああ!!!


なんだか段々腹立ってきた。

自分が悪いくせに腹立ってきた。

私のみじんこより小さく狭い心がもっともっと小さくなってきた。

ここは警察にロック魂をぶつけてやらんと腹の虫がおさまらない。


ファック!ファック!ファック!

警察に殴り込みだ!!!

私は警察署まで鬼の剣幕でバイク乗って突っこんで行った。


「この辺ってバイクの駐車場ないですよね?ファック」

「はい」

「じゃあバイク乗ってる人はどうすればいいんですか?ファック」

「さぁ」

「なに?なに?バイク保持者は駐禁を切られて切られて切られまくるしかないってことですかね?ファック」

「はい」

「そんなに貧乏人からお金を巻き上げたいか!国家権力めっ!?ファック!ファック!ファック!」

「そうですね」

 

くそっっ!この若造警官じゃ話にならん。上呼んでこい!上を!!

…とそこに、一人のじいさんの警官が現れた。

空気でわかる。こいつ、ただものじゃない。

すごく優しい顔してやがるくせに

目の奥はブラックホールのような…

それでいてホワイトホールのような…

正義も悪もなんでも包み込んでしまうような目のじいさん警官。

 

「ファック!ファック!ファック!」

という私に対して、

「わかった。わかった。どうしたんですか?話を1から聞きましょう。」

とじいさんは笑顔で応える。

 

私は自分が悪いのに、やんややんやと警察のあり方から自分の身の上話まで語ってしまった。

3日で2回駐禁を切られたこと。

今まで警察にひどい仕打ちを受けてきたこと。

今まで払ってきたバイクの罰金のこと。

そもそもバイクが壊れやすいこと。

そして今まで払ってきたバイクの修理代金。

さらに最近バイクを悪戯されたこと。

最近バイクのミラーを盗まれたこと。

目黒区の治安の悪さ。

目黒区住民としての今後のあり方。

今一緒に住んでる同居人がプロポーズされて私が家を出ていかなければならないこと。

それに伴い近々で目黒区住民じゃなくなるかもしれないピンチに陥っていること。

私の過去。

私の現在。

私の未来。


語った…

私は私のことを語った…

その語りにじいさん警官も親身になって話を聞いてくれてた。

そして応えてくれた。


語りだす…

今度はじいさん警官がじいさん警官のことを語り始める。

警察の歴史や、最近の交通事情。

自転車とバイクの過去10年の歴史

そして自転車とバイクの先10年の未来予想図。

110番された場合の警察の措置。

警察と区役所のあり方。識別。境界線。

じいさん警官の英雄伝。

じいさん警官の過去。

じいさん警官の現在。

じいさん警官の未来。

 

 一体何時間話したのだろう。

気づけば怒りなんて吹っ飛んでしまい、

お互い笑顔で警察署の椅子に腰かけて目黒区の中心で愛を語り合っていた。

 

ファックがラブになる瞬間…

愛だな。愛。

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やかましーーわ!!!!!!!

 

 

お話は続く☆★

 

 

 

 

警察署を跡にする頃、

じいさん警官は私が看護師をやっていることにも興味を持ってくれた。

「私が将来病気になったらあんたの病院に行くようにするよ。」


警官の中にもイキなじいさんはいるもんだ。 

じいさんが病院に来るような事態にならないことを祈る。